デジタル遺品の整理帳

故人のLINE・Instagram・Xの扱い 遺族ができる申請と公式ヘルプで確かめたこと

内容の確認日: 2026年11月4日

故人のLINEやInstagramのアカウントは、家族でも引き継いで使うことはできません。遺族ができるのは、会社に連絡して、削除や追悼の扱いを申請することです。LINEは問い合わせフォーム、Instagramは追悼アカウントの申請が、公式の案内に出てきます。

LINEは、利用者が亡くなった場合の手続きを必須とはしていません。急ぐ事情がなければ、残すか消すかを家族で決めてから動けば足ります。この記事は一般的な情報で、個別の判断は各社の窓口や弁護士などの専門家にお願いします。内容は2026年11月4日に確認しました。なお、Xの公式ヘルプは今回開けなかったため、Xの手続きの中身は書いていません。

申請の前に決めること

最初に決めるのは、アカウントを残すのか、消すのかです。消す手続きは、あとから戻せないものがあります。LINEのヘルプセンターは、アカウントを削除すると、購入履歴、友だち、グループ、トーク履歴、LINE GAMEなど連動アプリの情報を含む全てのデータが消えると書いています。削除したあとに、復元や引き継ぎはできません。

机の上に開いたノートとペンと眼鏡
写真: Shixart1985 / CC BY 2.0(Wikimedia Commons)

写真や連絡先、トークの内容など、家族に必要なものが残っていないかを、先に確かめます。端末のロックが解除できない場合は、故人のスマホのロックが解除できないときに家族ができることを先にご覧ください。

Instagramの追悼アカウントは、残す方向の仕組みです。Metaの透明性センターには、追悼アカウントは原則として何も変更せず、そのまま残すことを目指すと書かれています。

LINEは問い合わせフォームから削除を依頼する

LINEみんなの使い方ガイドの安全ページには、故人のアカウントについて次の説明があります。

アプリが並んだスマートフォンのホーム画面
写真: Gannu03 / CC BY-SA 4.0(Wikimedia Commons)
  • LINEアカウントは、作成した本人に限って使えるもので、遺族であっても故人のアカウントを引き継ぐことはできない。
  • 亡くなった家族のアカウントの削除を希望するときは、お問合せフォームから問い合わせる。
  • 利用者が亡くなった場合の手続きは必須ではない。何も手続きしないと、そのままアカウントが残る場合もある。

LINEヘルプセンターの「LINEアカウントを削除するには?」には、別の手順も載っています。削除したいアカウントにログインできる場合は、メイン端末で、ホーム、設定、アカウント、アカウント削除の順に進みます。LYPプレミアムに加入しているときは、先に解約が必要です。

ログインできない場合について、このヘルプは、2種類の書類を求めています。名義人が同じ本人確認書類と、アカウントの電話番号の契約会社が出した書類です。ただし、この手順は本人が自分のアカウントを消すときの説明です。遺族が故人のアカウントを削除するときに、どの書類が要るかは、このページには書かれていません。問い合わせフォームで案内を受けてください。

LINEのお問い合わせ前の案内には、ご友人などからの問い合わせには原則対応しないとも書かれています。故人の家族が連絡するときは、先の安全ページが示すお問合せフォームを使います。

Instagramは追悼アカウントを申請できる

Metaの透明性センターの「追悼アカウント」のページによると、亡くなった方の追悼アカウントは、次の人がリクエストできます。

2台のiPhone
写真: SimonWaldherr / CC BY-SA 4.0(Wikimedia Commons)
  • Facebookの友達
  • Instagramのフォロワー
  • 必要な書類を用意できる家族

追悼アカウントになると、プロフィールの名前の上に「追悼」と表示されます。ページには、追悼によって不正なログインや不正行為を防ぐ効果もあると書かれています。家族や正式な代表者が頼んだときは、特定の内容を削除したり変更したりすることがあるとも書かれています。

アカウントの削除を頼めるかどうかや、申請の入力項目、必要な書類は、Instagramのヘルプセンターのページを今回開けなかったので、この記事では書きません。Instagramのヘルプセンターで故人のアカウントを扱う項目を開き、画面の案内に従ってください。

Xは公式ヘルプで最新の手順を確かめる

Xのヘルプセンターに、亡くなった家族のアカウントについての案内があるかを確かめようとしましたが、ページを開く際にアクセスを断られました。そのため、申請できる人、提出する書類、Xが対応する内容は、この記事では書けません。

机に並んだスマートフォンや小型の機器
写真: Niklas Veenhuis / CC0(Wikimedia Commons)

Xの手続きを調べるときは、他のサイトの解説ではなく、Xのヘルプセンターを自分のブラウザで開いて確かめてください。必要な書類や申請の入口は、そこに書かれている内容に従います。

手続きの前に、故人のアカウント名(ユーザー名)と、アカウントのURLを控えておくと、申請の入力がしやすくなります。

生前に整えておけること

ここまでの手続きは、遺族が会社に連絡するものでした。持ち主が元気なうちに、アカウントの扱いを決めておくと、遺族の負担は減ります。FacebookやLINEの生前の設定は、SNSのアカウントを生前に設定しておくにまとめています。AppleとGoogleのアカウントは、AppleとGoogleのアカウントを生前に整理するをご覧ください。

鍵が差し込まれた真鍮の南京錠
写真: Shillings1005 / CC BY-SA 4.0(Wikimedia Commons)

どのサービスに登録しているか、ログインに何が必要かをまとめる作業は、紙に書き出すところから始められます。メモの置き場所や、家族への伝え方を決めたいときは、整理を手伝うサービスを使う手もあります。

サブスクリプションの解約や、ネット銀行の探し方は、故人のサブスク・有料サービスを解約する方法と探し方と、故人のネット銀行・ネット証券の見つけ方で扱っています。

出典

  • LINE セーフティセンター「アカウントを安全に保つために」(故人のアカウントを閉鎖する) LINEみんなの使い方ガイド https://guide.line.me/ja/safety/account (確認日 2026年11月4日)
  • LINEアカウントを削除するには? LINEヘルプセンター https://help.line.me/line/android/pc?lang=ja&contentId=20000121 (確認日 2026年11月4日)
  • LINEアプリに関するお問い合わせ前の案内 LINEヘルプセンター https://help.line.me/line/smartphone/pc?lang=ja&contentId=10002623 (確認日 2026年11月4日)
  • 追悼アカウント 透明性センター Meta https://transparency.meta.com/ja-jp/policies/community-standards/memorialization (確認日 2026年11月4日)

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